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左のメニューをクリックすると,各季節毎のライチョウの写真を見ることができます.以下は簡単なライチョウについての説明です.
日本になぜライチョウが生息しているのか
日本国内におけるライチョウの分布
ライチョウの形態的特徴
ライチョウの食性
ライチョウの繁殖・生活史
ライチョウはキジと類縁のグル−プとして,キジ科ライチョウ亜科に属している.日本に生息するライチョウはライチョウ属(Lagopus)に含まれ,以下の3種に分類されている.
なお,Lagopusとはラテン語で,ウサギの足を意味する.
ライチョウ Lagopus mutus Rock ptarmigan
カラフトライチョウ Lagopus lagopus Willow ptarmigan
(北極圏周辺のツンドラ地帯に分布)
オジロライチョウ Lagopus leucurus White-tailed ptarmigan
(北米のロッキ−山脈・アラスカに分布)
・ライチョウの分布
ライチョウ(Lagopus mutus)は,ユ−ラシア大陸やアメリカ大陸の北極圏周辺のツンドラや地帯に広範囲に分布する一方,ヨ−ロッパアルプス,ピレネ−山脈,日本の中部山岳地帯といった高山帯に飛び地的に分布している.
世界的にみても日本のライチョウは,分布の最も南限に生息する貴重な個体群であるにもかかわらず,その存在はあまり知られていない.
これまでのライチョウの研究は,スコットランドや極地周辺のツンドラ地域に生息する個体群で主に行われており,日本アルプスを含む高山帯に生息する個体群についての研究は少ない.
日本になぜライチョウが生息しているのか
−氷河期の遺存種(残存種)−
最後の氷期(約2〜3万年前)に気温の低下により,寒地性生物は南方に分布域を拡大または移動させた.しかし,その後の,後氷期の気温の上昇にともない高地でのみ生き残ったと考えられている.
ライチョウの日本国内における分布
北アルプス,南アルプス,中央アルプス,新潟県火打山に生息する.北アルプスおよび<南アルプス両山脈においても,ライチョウが連続的に分布しているかどうかは確認されていないため,分布が途中で途切れている可能性もある.>
若鳥には分散がみられ,戸隠や雨飾山においてもライチョウが確認されたことがある.
ライチョウの形態
全長37cm,翼開長59cm,体重450g.換羽を行い,冬は白一色の羽色になるが,夏はオスは黒褐色,メスは茶褐色の羽色となる.
オスの目の上には赤い肉冠があり,繁殖期には大きくなる.メスはごく小さい.
ライチョウの食性
食性は,一般に植物食で,葉,花,芽,果実など様々な部位を採食している.
昆虫やヒメミミズなどの動物も採食し,特に幼鳥では動物質の採食割合が大きいと考えられているが,野外では花を丸ごと採食し,同時に中に含まれる昆虫を食べている可能性もある.
ライチョウの繁殖と生活史
産卵期は6〜7月だが,積雪量によって影響を受け,2〜4週間くらい年によって変動する.
一腹卵数は3〜9個で,抱卵期間は約28日.ヒナは孵化後24時間で自力で動き出すことができる.母鳥だけがヒナを連れて,夏の間,採食場所である高山帯のお花畑を移動する.9月にはヒナは成鳥とほぼ同じ大きさまで成長する.
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